26歳になった

時の過ぎゆくはやさにビックリする。ついに26歳になった。学生のころに上岡龍太郎の「26歳原点説」という考え方に出会ってから26歳というのをひとつの大きな節目だと思って生きてきたので、人生第2章のスタートという感じがする。頑張っていくぞ〜。

 

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ああいうもん(自分の芽)はすぐ出るもんやなくて、何年か経った時に花がドーンと開くものですからね。いつ開くかという、芽は、男は必ず26歳にあると思ってる。26歳の時に何を考え、何を夢見、何をしたいと思ってたか。今までの作家にしろノーベル賞の物理学者にしろ、みんな26歳の時に思ったことが花開いているだけなんです。40になってから新しいことなんか出来ない。26の頃思ったことが40になって、その力を得て実現出来るだけ。26の時に何をやりたいと思っていたかで一生が決まる。

「26原点説」っちゅうのがあるんですよ。でもその時は残念ながら力もないし、自分でやる場所もない。でも、その思いはずーっと埋もれ火のようにココ(胸)へ秘めとく。それが35か40か50かもわからんけど花開く。それがない人はね、幾つになってもダメ。だから僕は、心配なのはその、21,2で花開いてしもた人。さあどうすんねんお前ら。まだ先やで思いは。一生いくのはまだ先やのになんでそんなはよ開くねん。可哀想やね、逆に。

だから、それをね、誰にも言わんでもエエから、自分で「そういえば俺、26の時こんなことやりたい思ってたな。あ、その割にいま、ちょっとサボってるな」とか「ちょっと違う方向来てるな」と思ったら、そこへ修正していったらね、大体、その人は自分の思う道を歩けるんじゃないんでしょうか。

日本テレビ『いろもん』2000年3月30日